日本の食文化の素晴らしさを食卓に演出(お月見)~調理師製菓専門学校食空間コーディネート授業~
広島調理師製菓専門学校講師下山千津子です。
食空間コーディネート(テーブルコーディネート)を担当しています。
9月実習テーマは「お月見」でした。
お月見とは、お月見をする風習をいいます。
十五夜は、「中秋の名月」の通称で、旧暦8月15日の月をさします。
「中秋」とは「秋の真ん中」という意味。
昔は7月~9月が秋にあたる為、秋の真ん中である8月15日の十五夜を「中秋の名月」と呼ぶようになったと。
お月見をするようになった背景には、
月の満ち欠けが、暮らしや農作業に深くかかわっていたとのこと。
欠けては満つる姿から、農作物の収穫やものごとの結実を感謝する日とされ、
生命の満ち欠けの連想から、生命を繋いでくださった祖霊を偲ぶ日にもなったとも。
収穫したものに対しては「おかげさまで今年も無事に収穫ができました。」
これから収穫するものに対しては「どうぞ豊作でありますように。」
そして「私たちの命が今あるのは、ご先祖様のおかげです。」
月を拝んで私たちを陰で支えてくださるものに感謝し、祈りを捧げるようになったそうです。
月見の由来を知ることで、月見を楽しむ食卓をどのように演出し、
どんな料理を、どのように盛り付けて等・・・
喜んでもらえる為のアイデアについて色々楽しみながら考えることが大切ですね。
学校の玄関には、従業で紹介したテーブルコーディネートがディスプレイされています。
全学生さん達は、自由に色々なテーブルコーディネートを楽しむことが出る環境です。
この度のお写真は、来年卒業の洋食を専攻している男子学生さんの素晴らしい作品です!
「自分にも出来るんだ!」
彼の笑顔がとても素敵で、どっても嬉しい!
これからの食の世界を担う若い学生さん達の活躍に役立つ授業を目指して
私自身も日々バージョンアップです!
10月テーマ「ハロウィン」のテーブルコーディネート続きます!
Chizuイートクリエイションズ代表下山千津子